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Apex Legends レビュー
PS4

PS4 Apex Legends レビュー感想評価

10/10

現時点で最先端の位置にある、完成されたゲームのひとつ

僕は銃で戦う対戦ゲームを総称して「FPS」と言っちゃうのですが、他の方からそのゲームはFPSではなくTPSですよと指摘されることがあります。
FPSってのは視点のことなんですよね。それらのゲームのジャンルは「シューティング(ガンシューティング)」でいいんでしょうか。

対戦ガンシューティングというジャンルは極まっていると思います。
現在ゲームの最先端の位置あるジャンルだと感じています。
この銃で撃ち合う競技ゲームに対し、開発者は惜しみなくエネルギーを注ぎ込み作品を作っているかと思います。

民間に提供できる現時点の最先端の技術で表現されたゲームジャンルかと思います。
故に今以上の「銃で撃ち合う対戦ゲーム体験」は頭打ちではないかと思っています(VRの導入による体験は除く)。
完成されたジャンルに何を加えればさらに良くなるのか。

僕はSFCの風来のシレンはその時点で完成されたゲームジャンルだったと思っているのですが(人によってはトルネコかもしれません)、その続編を見て考えるに完成されたものになにを加えれば正解なのだろうとか考えたりしてました。

apexは完成された「対戦ガンシューティング」というジャンルに対し、何を加えれば正解になるのかの一つの答えだと思います。
apexはバトロワ系ゲームと言われているジャンルのゲームです。
僕が感じているゲーム史の流れはDAYZからのPUBGからのAPEXではないかと思ってます。

まずジャンルの根底に「銃で撃ち合うゲーム」という基礎があります。
DAYZは「広大なマップでアイテムを駆使し長く生き延びる」というゲームであったかと思います。競技性の強い対戦ではなく、ソロゲーとして対戦要素のあるゲームといった印象でした。

そしてPUBGではそれにバトルロワイヤル式の対戦競技というルールが加えられました。
APEXではそれにチーム戦とプレイキャラ特性の要素を加えてあります。

プレイしていての感想は「完成されたゲームだなぁ」でした。
このゲームをパクリと表現される方もいるかと思いますが、バトロワ系を一つのゲームジャンルと考えた場合、現時点でこのジャンルに最もエネルギーを注いで作られたゲームであろうと思います。

僕がAPEXをパクリだと批判的に感じないのは、PUBGのゲームルールが一つのゲームジャンルとして完成度が高いせいだと思うんです。
マップ内で生成されたプレイヤーが配置されたアイテムを駆使し闘い合い最後の生き残りを決める。

今まで頭打ちであった「対戦ガンシューティング」に訪れた新たな方向性、それがバトロワ系なのではないかと感じました。

そして僕はバトロワ系に感じている魅力は「対戦ガンシューティングとしての競技性」以外に「サバイバル」という要素があります。
「サバイバル」とは一部のゲームにタグづけられるゲームシステムの属性です。

基本的に生き延びることを目指している。マップにはランダムに配置されたアイテムがあり、それらを組み合わせ別のアイテムを作ったりする(これはクラフティングというタグにもなっていますが)
マップにはランダムに配置された障害がある…。
といったゲーム性のものにつけれれるような属性タグ。

それが「サバイバル」だったりします。
僕がDAYZを好きだった理由です。
「マップで限られたアイテムを駆使し長く生き延びる」という感じ。
僕が風来のシレンなどのローグライクゲームに感じている部分と同じ魅力を感じます。

そしてプレイするキャラに特性がある、というのも分けて考えれるところでした。
自分キャラという感覚は格ゲーが最初でしょうか。最近だとlol、所謂MOBAというゲームジャンルのルールの一つかと思います。
FPSだとオーバーウォッチでしょうか。

最初に選んだキャラには個性がありそれをうまく利用したプレイングを目指せるという感覚は、僕はどんなゲームでも味わいたい感覚です。
この感覚は僕の中ではCIVの文明特性だったり、ソウルシリーズの素性だったりします
でもこの部分は他プレイヤーの存在があってこそであり、ソロゲーでは不要ですね

色々な場所で見かける言葉ですが、いいとこどりのゲームです。
現時点で存在する高品質のゲームから良い要素を取り入れて完成させようというゲームであると感じました。