評価:7/10
戦闘部分は面白い、戦闘部分は。
このゲームはディビジョンやディスティニーと同じ類のゲームかと思います。
ガンシューティングでトレハン要素のあるゲームです。
戦闘部分はすごく面白いです。
ジャベリンをアイアンマンのように操れる操作性は素晴らしい出来です。
自分のジャベリンをカスタマイズして自分なりの戦い方ができるようになるのも快感です。
シナリオについてなのですが、シナリオを表現する部分が主に拠点となる町が舞台でNPCとの会話で表現されているのですが、これは楽しめませんでした。
ほぼNPCとの会話のみでシナリオが進むというのが退屈だったと感じました。興味がないのテキストはほぼ読んでません。
僕がゲームをプレイしていてストレスに感じるのが「興味の湧かないシナリオを見せつけられる」ことなのですが、このゲームにもそれを感じました。
洋ゲーに多い印象ですが、テキストが大量に用意されている(本などにインタラクトでき、世界観の説明が読める)という要素の存在があります。
僕はほぼ読みません。ないよりかはあった方がいい、ということかもしれませんが、僕には不要です。
そういったテキストでの表現ではなく、ゲームプレイの中に程よく組み込んで表現していただけると、もっとすんなり世界観に浸ることができるのではと感じています。
最近日本語ボイスローカライズされていない洋ゲーをプレイしていると感じることが多いです。
操作中セリフが字幕で入る部分をいちいち読んでいられません(これは日本産のエースコンバットでもありましたが)
なのでストーリーが全く頭に入ってこない。
日本語ボイスのローカライズをしたところで大した売り上げに繋がらないという認識が広まっているのかもしれません。
言語難民の自分にはきついゲーム環境になりつつある危機感を感じております。
キャラクターの表情の表現は素晴らしかったです。
キャラの感情が上手く表情で表現されていると感じました。
戦闘、バトル部分に関するゲームシステムについては素晴らしいクオリティだと思います。
まずジャベリンというキャラ種類要素。ジャベリンとは強化アーマーのようなもので、4種別に分かれています。
プレイヤーはこのうちの一つを選び(これはゲームを進めれば自由に変えられる)ゲームをプレイしていきます。
ジャベリンごとに特性が決まっていて、コロッサスジャベリンは防御力型、ストームジャベリンは攻撃力重視型とかいう感じです。
そして選んだジャベリンには装備スロットというのがいくつかあって、そこに好きな対応装備をつけて自分なりのゲームプレイができるのです。
このようなプレイキャラカスタマイズシステムは僕の好きな要素であり、今後も発展していってほしいゲームシステムです。
そしてより強い装備を求めてのプレイが、トレハン、ハクスラと呼ばれるゲームカテゴリタグですね。
より強力なランダムドロップアイテムを求めて高難易度ミッションに何度も挑むというゲーム性です。
この部分については人それぞれ抱く印象が違うと思うのですが、僕はそれほどのめり込む作りではないように感じました。
ドロップアイテムの強さがレジェンダリー(最高レア)とマスターワーク(2番目レア)でそんなに強さに違いがないのです。
アイテムには武器本来が持つ特性に加え、ランダムにパラメータが強化される特性というものが付与されています。
トレハンで一番に目指すものは、自分のゲームプレイに合った最高のランダム特性をもつ最高レアアイテムだと思うのですが、今作ではそこを目指す地道な道のりが用意されていないのですね。
別ゲーのディスティニーだと最高レアを素材にして別の最高レアを強化していくみたいなシステムだった記憶してますが。
このトレハンというゲーム要素、僕は確かに大好きなのですが、バランスが難しいゲームシステムだと思います。
要はプレイヤーを長く飽きさせずに楽しませ続ける、なんですけど。まさにそれができれば苦労しないってやつですね。
ジャベリンの操作性はすごく楽しめるクオリティですので、そこは評価されるべき作品です。
今作の出来を踏まえ次作へと繋がってほしいです。