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ゼルダの伝説 夢をみる島リメイク
Switch

評価
システム   5
シナリオ   6
サウンド   7
グラフィック 7

プレイ時間:17時間ほど
お子様に買ってあげたい安心品質のゲーム

1993年に発売されたゲームボーイソフトのリメイク版です。
ゲームボーイ版は当時プレイ済み。
見下ろし視点マップのアクションゲームです。

過去作のリメイクとはいえゼルダシリーズの新作、それなりの期待を持ってプレイしたのですが、ゲームシステムなど中身はそのままで側だけ作り直したという新鮮味のないものでした。
リメイクに期待するのも…という声もあるかもしれませんが、バイオハザード2REのような新作レベルの作品もあったりするわけで、そういったものと比べると格落ちの作品であると感じます。
内容はほぼリメイク前と変わっていないと思います。
当時プレイしていて楽しかったという記憶はあるのですが、今この年齢でプレイして、難易度の低い子供向けのゲームである、というの感想です。
例えばボスの行動パターンにしても単調で苦戦することはありませんでした。
これと比べると最近のゲームのボスの行動パターンはちゃんと練られていて、ゲームは進化しているのだなぁなんて思いました。

ゲームシステムについて。
レベルの概念はない。
マップ上に散らばるマップ上に散らばるハートの欠片やボス撃破でドロップするハートの器を入手することで体力上限が上がっていく。
装備アイテムスロットが二つある。
マップ上にあるダンジョンの鍵を入手し、その鍵のダンジョンを攻略し、次のダンジョンの鍵を探すという繰り返しでゲームは進行していく。
各ダンジョンには装備アイテムがひとつ用意されており、これを使うことで今まで行けなかったマップに進むことができる。
シナリオと関係ないあるダンジョンを攻略することで、攻撃力アップか防御力アップのアイテムを手に入れることができる。
マップ上には「ひみつの貝殻」というアイテムが所々に隠されており、これを全て集めるとパワーアップした剣が手に入る。
といった感じですが、やはり最新作のゲームとしては物足りない。まぁリメイク前とほぼ同じなので当然なのですが。
が、リメイクの新要素がひとつあるのです。
それはオリジナルのダンジョンを作ることができる、というものなのですが。
ですがですが。
オリジナルといっても、攻略したダンジョンを組み合わせるだけという味気ないものになっています。
作ったダンジョンをオンラインで共有できるとかいうのもなし。
リメイクということで何か新要素を足さなきゃという使命感のみで組み込まれたシステムのように感じてしまいました。
この部分に面白さは見出すことはできませんでした。

グラフィックについて。
リアルなミニチュアの質感で表現されています。かわいい感じが良いと思います。この辺も子供にプレイさせてあげたくなる部分です。

サウンドについて。
過去作をプレイした身にとって聞き馴染のあるBGMでノスタルジックな気分に浸れました。未プレイであってもゼルダのBGMはよいと思います。

以上おじさんゲーマーにとっては不満点の目立つ作品ではありましたが、例えば小学校低学年くらいの子がプレイするには良い作品ではないかと思います。
ほんわかポジティブ雰囲気でアクションも難しくないし。
ただこれCERO12才以上対象のゲームってのがよくわかんないです。中学生より下向けだと思います。